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M物語(TSF小説)

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第三章 監視 夜の訪問者

  08, 2017 11:20
第三章 監視 夜の訪問者

美和が自分のマンションに帰ったのは午後6時を回った頃であった。いつもな
らコンビニで夜食などを買って帰るのであるが、今日は人目が気になり寄り道
もせず真っ直ぐに帰って来たのであった。

ジーンズはパンティーを失った無防備な割れ目に悔い込んでおり、蒸し暑さも
手伝ってその部分は湿気を帯びていた。美和はバックから急いで鍵を取り出し
ドアを開けると自分の部屋に入ったのである。

締め切った部屋の中も熱気でいっぱいである。美和は新鮮な風を引き込もうと
ベランダに向かった。サッシの窓を開けるとカーテン越しに少し涼しい風が部
屋の中に入り込んで来た。

(そうだわ。隠しカメラを探さなきゃ)

送られて来た写真のアングルを頼りにカメラの位置を探そうとした美和であっ
たが、どこかいつもと違う感じに捕らわれたのである。

その原因はすぐにわかった。パソコンに電源が入っていたのである。
(あら?電源を入れたままだったかしら??)

いつもであれば、帰宅するとすぐに電源を入れてメールチェックをする美加で
あるが今日は帰ってからまだスイッチを入れていないのである。

(あっ・・・)
突然、パソコンの中には美加が映し出されたのである。それも今の自分がリア
ルタイムに映しだされているのだ。

「どういう・・こと・・・?」
美加がパソコンの画像を見ながらカメラの設置されていると思われる場所に目
を向けようとすると、パソコンの中の画像が切り替わった。それはまったく別
のアングルから取られた美和の部屋であった。その画像にも美和が映っている。

「2台あるの?」
美和の考えは誤っていた。すぐに別の画像に切り替わったのであった。それは
バスルームであった。再び切り替わるとバスルームの中のトイレが写った。

「!?」
今度は驚愕している美和の顔がまるで鏡を見ているように映し出されたのであ
った。良く見るとパソコンのディスプレーに小さなカメラが取り付けられてい
た。

「お帰り!」
パソコンから声が聞こえて来た。

「今日はいつもより早いね。買い物もして来なかったのか?」

機械的な男の声が話しを続ける。正確に言うと、よくテレビでシルエットと共
に聞かせるフィルタリングを通した曇った声である。

「・・・・・」
「どうした?そんなに驚くことは無いだろ?」

美和はパソコンに設置されたカメラを引き剥がすとパソコンの電源スイッチを
切った。画面は一瞬で暗くなり男の声も途絶えたのである。部屋の中に沈黙が
一瞬流れた。

しかし、すぐに部屋の沈黙を破るように携帯電話の着信音が部屋の中に響き渡
ったのである。美和は電話を取るのを躊躇した。明らかに相手はストーカーに
変貌した聡史と思われたからである。

電話の呼び出しは止まらなかった。20回も呼び出し音は鳴っただろうか、
仕方なく美和は電話を手に切ろうとすると、相手通知は島田啓介を表示してい
たのである。急いで美和は電話を取った。

「もしもし・・・」
「もしもし」
安堵の気持ちが全身に広がった。

「島田さん?」
「あぁ、会社では悪かった。ちょっと動揺していたんだ」
「いいの」
「これから美和のところに行っていいかなぁ?逢って謝りたいんだ」
「今からですか?」
「あぁ」

今の状況が恐ろしくなっていた美和にとっては願ってもない申し出であったの
である。

「こんな遅くに迷惑かな?」
「いえ。待ってます。相談したいことが私もあるの・・・・」
「わかった、30分くらいで行けると思う」
「はい」

美和はホッとした気持ちで電話を切った。
すると再び携帯の着メロが流れ出したのである?

「もしもし?」
「あはは、ナイトが馳せ参じるようだね」
パソコンから流れた曇ったものと同じ声であった。美和は反射的に携帯電話を
床に落とした。そのショックであろうか携帯からの声も途絶えたのである。

「・・・・・」

啓介を待つ30分が美和にとって長く感じられた。しばらくして、我を取り戻
した美和は隠しカメラの事を思い出し、啓介の到着する前にカメラを探そうと
立ち上がったのだが、その時、玄関のチャイムが鳴ったのである。

(啓介さん!)
走ってドアまで近づきドアを開けると、そこには隣の部屋の住人がダンボール
箱を抱えて立っていたのである。

「こんばんは」
「・・・・・こんばんは」
美和はドアに掛けられていたチェーンを外す。

「昼間、白井さんが留守の間にこれが届いたのよ」
「はい?」
「白井さんが居なかったのでと、この荷物を私のところに・・・」
「あっ、すみません」

荷物を美和に渡すと、安堵した表情を浮かべ隣の住人は部屋に戻って行った。

(なんだろ?)
差出人は、化粧品会社の名前になっているが、美和には注文をした覚えがなか
ったのである。不思議に思いながら包を開けようとすると再び玄関のチャイム
が鳴った。

「はい!」
ドアを開けるとそこにはいつもの啓介がいた。
「夜、遅く悪かったかな」
「ううん」
「どうしても、逢って謝りたくて」
「そんなに気を使わなくても・・・・・とにかく入ってくれる?」
「いいのかい?」
「もちろん」

「ところで・・電話で相談があるとか言ってたけど?」
「本当は・・・謝るのは私の方なの・・・・」
「どう言うこと?」
「あの写真・・私なんです」

美和は会社で送り付けられた写真の話しを啓介に告白したのである。

「そうだったのか。」
「本当にごめんなさい」
「君が謝ることは無いだろう?悪いのはストーカーの方だよ」
「ありがとう」

その時、携帯の着メロが再び鳴り出したのである。呆然としている美和の手か
ら携帯を取り上げると啓介が電話に出た。

「もしもし・・・・」
「うん?ナイトの島田さんだね。笑」
「こんな悪戯は止めろ!警察に連絡するぞ!」
「あはは、、どうぞご勝手に。それよりプレゼントを早く開けないかい?」
「プレゼント?」

啓介は美和の顔を見て尋ねた。首を振る美和であったが、視線が先程受け取っ
たダンボールに移る。

「それは何?」
啓介が美和に尋ねた。
「わからないわ。先程、受け取ったの・・・」
「開けていいかい?」
「えぇ」

啓介が急いで包を開けると、その中には手枷や足枷、男性自身の形をしたバイ
ブレータ等が詰め込まれていたのである。

「なんだ?これは・・・・」
美和も一瞬それに目をやったが、すぐに目を逸らせた。

「あははは、喜んで貰えたかな?」
「おまえが送ったのか?」
「そうだよ。島田さんと美和の為にね」
「なにを馬鹿なことを言っているんだ!」
「あんたが、これからそれを使って美和を喜ばせるんだよ」

突然、電話の向で金属音が響き、その音が島田の耳に入って来た。

「箱の中に注射器があるだろう?黄色い瓶の液体をその注射器に注入して美和
の腕に注射しなさい」
「・・・・・・・はい・・・・・」

一瞬で島田の顔は、今までとは別人のように変貌していた。

「どうしたの?聡史はなんだって?」

美和の言葉を無視して島田はダンボールの中をゴソゴソとなにかを探すように
手探りはじめたのである。そして小さな黄色い瓶と注射箱を取り出し、注射器
に黄色い液体を注入したのであった。

「島田さん!どうしたの?何か言って!」
島田の変貌に気がついた美和は後ずさりして、島田から離れたのである。

「美和、何故、僕から離れるんだ?・・・僕は君を助けに来たんだよ」
「・・・・・」
「こっちに来なさい」
「それは何?どうするつもりなの?」
「これは精神安定剤だよ。美和は幻覚に悩まされているんだ」
「そんなこと・・・」
「これを注射すれば楽になるから、こっちに来なさい」
「嘘!、島田さん正気に戻って!!」
「おかしくなっているのは君の方だよ。ほらっ、こっちに」

そう言うと島田は美和に向かって手招きするのである。少しづつ島田が美和に
近づく。

「いやぁ~っ!!」
美和が島田の手を払い退けようとすると、島田はその手を取り勢いよく引き寄
せたのであった。

「やめてぇ!」
「動くと危ないよ」

そう言いながら島田は美和を引き倒すと、その上に馬乗りとなったのである。
そして腕を取り注射器の針を美和の白い腕に突き射したのであった。

「動かないように」
「や・・・めて・・・」

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  •   08, 2017 11:20
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