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顔の無い肖像画 第1章 夢(1)
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顔の無い肖像画 第1章 夢目の前が黒い絵の具で塗り固められた部屋の中、瑞穂は椅子に座らされていた。部屋が広いのか狭いのか、椅子から立ち上がるどころか身動きすら出来ない彼女には予測もできなかった。静まりかえった部屋には彼女自身の心臓の高鳴りだけが響いていた。(そこに居るのは誰?)真っ暗な闇は微かに感じる人の気配を遮っていた。その者は瑞穂を鋭い視線で突き刺しているのだ。少なくともそう彼女は感じていた。...
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2017/07/16 (Sun) 20:26
Category 顔の無い肖像画