archive: 2017年07月18日 1/1
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顔の無い肖像画 第1章 夢(2)
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顔の無い肖像画 第1章 夢(2)暗い部屋で瑞穂は椅子に縛られていた。いつもの夢である。いつもと違うところはそれが夢であるを認識していることである。毎朝見る夢では彼女が夢だと気がつくと必ず現実の朝に引き戻されていた。しかし、今回は初めからその事を理解していたのである。黒い闇が動いていた。視界が少し開けるとそこには荒縄で縛られた自分自身の姿が浮かんで来た。椅子の背もたれを抱える格好で後ろ手に縛られ、バスト...
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2017/07/18 (Tue) 21:45
Category 顔の無い肖像画